DCD(発達性協調運動障害)

 「靴ひもがうまく結べない」「つまずくものがないのに、よく転ぶ」など、人並み外れて不器用な子ども、極端に運動の苦手な子どもが小学校のクラスに数人はいます。

 これまでは、過保護な育て方や運動不足、練習不足が原因だと思われたり、理由がわからないまま対応に苦慮されたりしていましたが、実は、このような子どもたちは、発達障害のひとつである「発達性協調運動障害(DCD =Developmental Coordination Disorder)」である可能性が知られるようになりました。

 私は、椎間板ヘルニアのリハビリのために、近くの整形外科に通っていました。そこは、理学療法士が体をみてくれました。今は、家から徒歩1分のところに、接骨院ができ、柔道整復師に指圧を受けています。また、体幹を鍛える必要もあるため、家から徒歩3分のスポーツジムに通っています。ここで知り合ったスポーツトレーナーの方たちと、DCDについて話し合っています。DCDのことを知らなかった方たちばかりですが、体のプロです。興味を持っていただき、協力関係を結ぶことができそうです。

 まさに、異分野コラボレーションです。面白い展開になってきました。連携するのは、発達障害の関係者ばかりとは限らないのです。

発達相談室カメの歩み

静岡県駿東郡清水町の民間の発達相談室です。 心理検査に基づいた客観的なデータを元に、子供の困り感に寄り添った支援を実施します。 その子の成長の手掛かりとなる強み、緊急にフォローが必要な弱みをまず洗い出します。 本人がすでに知らず知らずのうちに実施している困り感への対処を価値付け、自分自身で勇気を持って、前に進んでいけるよう勇気付けていきます。